CPUのアーキテクチャと命令実行時間など

CPUのアーキテクチャ

CISCとRISC

  • CISC
    • 複数の処理を一度に行える命令を多数持つ方式。
    • 複合命令セットコンピュータ
  • RISC
    • 命令を、実行時間が等しい単純なものに絞って数を減らした方式。
    • 縮小命令セットコンピュータ
    • 登場は1980年代でCISCより後。
内容CISCRISC
命令語数多い少ない
命令語調可変固定
命令の種類多くて複雑基本のみ
レジスタ数少ない多い
メモリのアクセス多様ロード、ストア処理のみ
制御方式マイクロプログラムワイヤードロジック
パイプライン処理適さない適する

高速化技術

名称概要
逐次制御方式命令を1つずつ実行する方式
先行制御方式命令実行時に並行して次の命令を読みだす方式
パイプライン方式目入れを複数の手順に分けて、
それぞれの手順を流れ作業で処理する方式
スーパースカラ方式パイプライン処理を同時実行できるようにしたもの
ハードウェア構成が複雑化する

命令実行関係

CPI

  • 1命令の実行に必要なクロック数(サイクル数)
  • 通常、1命令の実行には1から数クロックかかる。

クロック

  • クロック周波数(Hz)
    • CPU命令実行のタイミングを制御
    • 同じアーキテクチャでクロック周波数が高いほど命令実行時間は短くなる。

MIPS

  • 100万命令(10^{6})を1単位として1秒間に何回実行できるかを表す。
  • クロック周波数をf(Hz)、命令実行に必要な平均クロック数をC(クロック)とすると、以下の計算式でMIPSが求められる。

命令ミックス

良く使用される命令の使用頻度と実行時間を設定して、CPUのMIPS値を求める方法。

命令ミックス概要
コマーシャルミックス事務計算用のコンピュータの性能を評価する際の手法。
使用する命令は主に四則演算と転送命令
ギブソンミックス科学技術計算用コンピュータの性能を評価する際の手法。
使用する命令は主に様々な演算命令

FLOPS

  • 一秒間に処理できる浮動小数点演算の回数
  • 科学技術計算などの浮動小数点数演算を多用するスーパーコンピューターの性能評価などに用いられる。
  • MFLOPS
    • 1秒間に100万回浮動小数点演算が出来れば1MFLOPS

平均命令実行時間

  • 1命令の実行時間の平均
  • MIPSの逆数で単位はμS(マイクロ秒)

平均使用率

  • 全運転時間に対してCPUを実際に使用している時間の割合
  • CPUの平均使用率は、全運転時間とCPUの使用時間、CPUを使用していない遊休時間を使って以下に示す式で算出される。