プログラミングにおけるnullについて

概要

「null」とは、プログラムやコンピュータサイエンスの文脈で、変数やフィールドなどが作られてから一度も値が記録されない特殊な状態を指す。
多くのプログラミング言語や処理系では、特定のデータ型に属さない特殊な値として扱われ、他の値との比較や演算などの操作は制限される。
しかし、「Nullか否か」を判定する特別な関数などが提供されている。

また、文字コード(例: ASCII)においては、「ヌル文字」として0番の文字が定義され、プログラミングでは長さ0の「ヌル文字列」として扱われている。このような概念も含めて「null」と呼ばれることがある。

「null」の概念は、データ表現以外でも見られる。例えば、ポインタがどのアドレスも指し示さない特殊な状態を「ヌルポインタ」と呼び、仮想的な出力装置でプログラムからの出力を受け取って消滅させるものを「nullデバイス」と呼ぶ。

「null」の語源は、英語では「ナル」に近い発音であり、ドイツ語の「Null」も同様の発音。両者ともラテン語の「nullus」(無いなどを意味)から派生した語であり、ラテン語の発音に由来している。